「女性・戦争・人権」学会のニューズレター49号で、志水紀代子先生の訃報を知りました。ご家族のご希望でご連絡は控えてほしいとのことですので、このブログ上で弔意を表明いたします。 志水紀代子先生は大阪大学で哲学を修めた後、長年、追手門学院大学で教…
新刊『マイナンバーから改憲へ』は快調、近刊『カントの「嘘論文」を読む』の前評判も上々ということで気のゆるんだ小社は、汗ばむような陽気に誘われて、昼休みに神田川沿いの桜を眺めながら散歩してきました。 写真は駒塚橋から江戸川橋方向。左手に関口芭…
新刊『10代に届けたい5つの“授業”』(生田武志・山下耕平編著、大月書店)を共著者のおひとり野崎泰伸さんからご恵贈いただきました。 版元・大月書店さんのサイト↓ 10代に届けたい5つの“授業” - 株式会社 大月書店 憲法と同い年 (otsukishoten.co.jp) タ…
今朝の朝日新聞「耕論」欄に、『教育勅語の戦後』の著者、長谷川亮一さんのインタビューが掲載されています。 「教育勅語という亡霊」と題された記事です。 【有料記事ですが↓】 (耕論)教育勅語という亡霊 長谷川亮一さん、林恒子さん、佐久間邦彦さん:朝…
今日はエイプリルフールですから嘘(ウソ)にまつわる話題を一つ。 哲学者カントといえぱ、晩年の「嘘論文」(「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」)で、いかなる場合でも嘘はいけないと主張した人ですが、そのカントが嘘をついていたかもし…
先日、ご好評の大塚英志著『マイナンバーから改憲へ』をマイナンバー違憲訴訟判決の報告集会にて出張販売させていただくことになり、会場にお邪魔してきました。 主催の共通番号いらないネットの皆様は、すでに10年近くこの問題に取り組んできておられる方々…
大塚英志著『マイナンバーから改憲へ──国会で50年間どう議論されたか』〈白澤社ブックレット1〉が発売となりました。 「マイナンバー制度ってよくよく調べてみると自民党の改憲案と、とてもよく似ているんだよねという話、その他」 書誌データはこちら→ マイ…
明日は、国際女性デーですね。ミモザの日ともいうそうです。 3月8日、女性にミモザの花を贈るイタリアの習慣からその名が生まれたとか。 ミモザの花束に本も沿えると、いっそう素敵な贈り物になります。 黄色いミモザの花と『結婚の自由』(左)、『事実婚と…
今日はバレンタインデーでしたね。プレゼントには定番のチョコもいいですが、本もすてきな贈り物になります。 いま天狗好きの皆様にご評判の『天狗説話考』(久留島元著)は賑やかな装幀といい、京都新聞、『月刊ムー』、東京新聞で取り上げられた話題性とい…
東京新聞2月10日付朝刊に『天狗説話考』(久留島元著)の書評が掲載されました。 田口洋美さん(東北芸術工科大名誉教授)執筆の書評が「言葉が偶像を生むプロセス」という見出しで掲載されました。 素敵な文章です。ぜひご一読ください。 東京新聞さんのサ…
『ムー3月号』で『天狗説話考』(久留島元著)が紹介されました。 星野太朗さん執筆のBOOK GUIDE欄で「天狗とは何かを、丁寧に考察した解説書」という見出しでていねいに紹介していただきました。本書の特徴が明快に描き出されています。ぜひご一読ください…
2024/1/25付『京都新聞』で『天狗説話考』(久留島元著)が紹介されました。 「天狗、妖怪か神様か」と見出しを付されたインタビュー記事から引用します。 幼少期から水木しげるさんが好きで、妖怪やお化けに関心があった。その世界に近づくために、大学では…
白澤社は本日(1/5)より通常通りの営業を始めました。 本年も、人文・思想・社会のジャンルで出版活動に取り組んでまいります。 イマニュエル・カント生誕300年となる本年は、電子書籍版だけとなっておりました網谷壮介著『カントの政治哲学入門』の紙の本…
白澤社は今日が仕事納めです。 明日から年明け1月4日まで、年末年始のお休みとなります。 2024年1月5日から平常通りに営業いたします。 今年は、下記の新刊三点を刊行いたしました。 ひとり親のエンパワメントを支援する | 白澤社 (hakutakusha.co.jp) 戦…
今日はクリスマスですね。プレゼントはお決まりですか? 本もすてきな贈り物になります。 今年はプラトン著・岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』をおすすめします。 ティマイオス/クリティアス | 白澤社 (hakutakusha.co.jp) 表紙カバーにあしらった…
来る12月24日、『天狗説話考』の著者、久留島元さんが異類の会に登場します。 オンライン(Zoom)開催なので炬燵から出ずに天狗の話を堪能できます。天狗好きの方はぜひ。 異類の会 【異類の会 第139回 12月24日(日)15時オンライン開催】「天狗と修験者」…
『クダン狩り | 白澤社 (hakutakusha.co.jp)』でお世話になった笹方政紀さんからご新著『予言獣大図鑑』(長野栄俊編 岩間理紀・笹方政紀・峰守ひろかず著、文学通信)をご恵贈いただきましたのでご紹介いたします。 驚異的な大図鑑です。まずは下記サイトで…
哲学者の永野潤さんからご新著『竹内芳郎 その思想と時代』(鈴木道彦・海老坂武監修 池上聡一編、閏月社)をご恵贈いただきました。 下記サイトで目次と編者・池上聡一氏による「まえがき」を読むことができます。 竹内芳郎 その思想と時代 鈴木 道彦(監修)…
高尾山のお土産 いよいよ刊行間近の『天狗説話考』(久留島元著)の成功祈願に高尾山にお参りに行ってきました。関西なら鞍馬山か愛宕山に行くところなのでしょうね(詳しくは『天狗説話考』第一章天狗像の形成をご覧ください)。 お土産に天狗のお菓子を買…
今日、11月1日は本の日なのだそうです(知りませんでした)。 本の日って何? | 本の日 (honnohi.com) そこで、小社刊行物から本についての本をいくつかご紹介します。 まずは三木清の名著『人生論ノート』を徹底解説したこの二冊から。 三木清『人生論ノー…
昨日10月9日は「天狗の日」だったそうです。 天狗と言えば、通称大天狗と呼ばれる高い鼻の天狗と鳥のくちばしをもった通称烏天狗があります。最近、文庫化された宮本袈裟雄『天狗と修験者――山岳信仰とその周辺』(法蔵館文庫)によれば、前者を山伏型天狗、…
今日は防災の日。関東大震災(1923)から百年目にあたります。 小社刊『江戸の残映――綺堂怪奇随筆選』(岡本綺堂著・東雅夫編)には、「綺堂怪談誕生の一契機となった関東大震災の被災記」四編が収録されています(東雅夫「編者解説」より)。 その初出を下記に挙…
残暑お見舞い申し上げます 猛暑、いや酷暑の続く今年の夏、このブログも夏バテ気味でしたが、このたび秋の読書シーズンに向けて新刊を刊行しましたのでお知らせいたします。 [書 名]戦後思想と日本ポストモダン [副書名]その連続と断絶 [著 者]林 少陽…
今日、7月26日は鶴屋南北『東海道四谷怪談』初演の日というご縁で「幽霊の日」なのだそうです。 四谷怪談と言えば小社では『実録四谷怪談―現代語訳『四ツ谷雑談集』』(横山泰子序、広坂朋信訳注)を出しておりますが、今回は別の一冊をご紹介いたします。 …
『図書新聞』2023/7/29付(3601号)で『愛の労働あるいは依存とケアの正義論〔新装版〕』(エヴァ・フェダー・キテイ著・岡野八代・牟田和恵監訳)が紹介されました。 政治学者の五野井郁夫さんが、『図書新聞』恒例の2023年上半期読書アンケートの一冊とし…
『世界8月号』の特集は「安倍政治の決算」。気鋭の政治学者、法学者、社会学者の論考がずらりと並んでいます。 『世界』誌のサイト↓ WEB世界 (iwanami.co.jp) 『世界8月号』掲載の小社広告のラインナップは次の二冊です。 愛の労働あるいは依存とケアの正義…
東京はいきなりの猛暑、暑中お見舞い申し上げます。 夏といえば怪談です。今回は、吉田悠軌著『中央線怪談』竹書房文庫、をご紹介します。 版元・竹書房さんのサイト↓ 中央線怪談|文庫|竹書房 -TAKESHOBO- 中央線沿線の書店さんでふと手に取って読み始めた…
東雅夫編著『クダン狩り―予言獣の影を追いかけて』刊行の際にお世話になった小松左京ライブラリさんからお知らせいただきました。 『クダン狩り』に収録させていただいた小松左京の傑作怪奇小説『くだんのはは』を原作とした演劇がアートシアターdB神戸にて…
南無阿弥陀仏 それっていいですね と声に出して言う。 平和と平等への希望を捨てない人々のために親鸞と法然からの励ましを伝える異色の仏教書『ただ念仏して〔新装版〕――親鸞・法然からの励まし』(菱木政晴著)が発売となりました。 ただ念仏して〔新装版…
梅雨かなと思う間もなく蒸し暑くなって、気分はすっかり夏です。夏といえば怪談。 今回は先月刊行されて話題になった川奈まり子さんの四谷怪談論をご紹介します。 題して、『眠れなくなる怪談沼 実話四谷怪談』。 版元講談社さんのサイト↓ 『眠れなくなる怪…