このたび白澤社は『死霊解脱物語聞書〔増補版〕』を刊行しました。 近世初期の関東の農村で起きた死霊憑依事件。鬼怒川沿いの小さな村で何が起きていたのか、真相は何だったのか、いかなる決着を迎えたのか。 本書は、事件の当事者たちに取材してその顛末を…
小谷英生著・訳『カントの「噓論文」を読む――なぜ噓をついてはならないのか』が、『唯物論』第98号(東京唯物論研究会)で書評されました。 評者は南孝典さん(國學院大學北海道短期大学部)、南さんはフッサール現象学の研究者ですが、現象学とカントの関係…
京都新聞11/29付朝刊で『丹後変化物語と化物屋敷』が紹介されました。記事は京都新聞社のサイトでも読めます。↓ 「一つ目入道やてんぐ…妖怪が武家屋敷に住む住民を恐怖に 江戸時代の怪談の現代語訳が出版」 https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1380146 …
岩波書店の『思想12月号』に広告を出しました。 今回のラインナップは、カントつながりの二冊。 小谷英生著・訳『カントの「噓論文」を読む――なぜ噓をついてはならないのか』 https://hakutakusha.co.jp/book/9784768480014/ 網谷壮介著『カントの政治哲学入…
先週末の土曜(11/6)の午後、銀座の単向街書店にて、『可能性としての東アジア』の著者、子安宣邦さんのトークイベントが開かれました。 会場は満席の大盛況、フロアからの質疑も活発で盛会のうちに終えることができました。 素晴らしい会を開いてくださっ…
いよいよ明日です。銀座の単向街書店にて、『可能性としての東アジア』の著者、子安宣邦さんのトークイベントが開かれます。 碩学が東アジアと日本について縦横に語ります。ふるってご参加下さい。 【イベント情報】 ゲスト:子安宣邦 日時:2024年11月16日…
小谷英生著『カントの「嘘論文」を読む』が中日新聞で取り上げられていました。 中日新聞11月2日夕刊の新刊ピックアップのコーナーです。後半を引用いたします。 例に挙がるのは、能登半島地震に関するデマや中古車販売会社の不正、政治家のうそ…。あれ、現…
来たる11月16日(土)単向街書店銀座店にて、『可能性としての東アジア』の著者、子安宣邦さんのトーク・セッションが開かれます。 碩学が東アジアと日本について縦横に語ります。ふるってご参加下さい。 【イベント情報】 ゲスト:子安宣邦 日時:2024年11…
神戸神話・神話学研究会、植朗子、清川祥恵、南郷晃子編『なぜ少年は聖剣を手にし、死神は歌い踊るのか ポップカルチャーと神話を読み解く17の方法』(文学通信)を拝読しました。 版元・文学通信さんのサイトはこちら↓同書の「はじめに」が読めます。 「は…
衆院選で街がにぎわっていますが、小社では選択的夫婦別姓制度に注目しています。 今朝の東京新聞に『夫婦別姓と事実婚の社会学』の著者阪井裕一郎さんへのインタビュー記事が掲載されていました。 〈衆院選2024 選択的夫婦別姓を求めて〉③慶応大・阪井裕一…
斎藤英喜編著『文学と魔術の饗宴 日本編』(小鳥遊書房)をご恵贈いただきました。 版元・小鳥遊書房さんの紹介サイトはこちら↓ https://www.tkns-shobou.co.jp/books/view/654 面白い本なのでさわりをご紹介します。 本書の趣旨や構成については巻頭に編者…
近藤瑞木さんからご新著『江戸の怪談――近世怪異文芸論考』(文学通信)を頂戴いたしました。小社の〈江戸怪談を読む〉シリーズを愛読されている皆様にぜひともお薦めしたい一冊です。 版元・文学通信さんの紹介サイトはこちら↓ https://bungaku-report.com/b…
ご好評をいただいております『〈江戸怪談を読む〉丹後変化物語と化物屋敷』につきまして、耳よりな情報をいただきました。 本書の中心となる『丹後変化物語』の諸本、正確には《変化物語》の諸本は、氷厘亭氷泉さんによる解題(第一章第二節)にある通りです…
『〈江戸怪談を読む〉丹後変化物語と化物屋敷』を刊行いたしました。〈江戸怪談を読む〉シリーズ6冊目となります(氷厘亭氷泉・江藤 学・今井秀和・三浦達尋・鷲羽大介・南郷晃子・広坂朋信 著)。 丹後変化物語と化物屋敷 | 白澤社 (hakutakusha.co.jp) 田…
残暑お見舞い申し上げます。 猛暑が続いていますが、ようやく夕方になると少しは暑さが和らいできました。 今日は神田・神保町の東方書店さんにご挨拶にうかがってきました。 中国・本の情報館~中国書籍の東方書店~ (toho-shoten.co.jp) 過日、佐々木聡『…
来月末(8/31)、香川県さぬき市で素敵なイベントが開催されるのでご案内します。 「音連れ~夏の終わりの朗読会~」(音連れ実行委員会主催) FM香川のラジオパーソナリティ四人による朗読会です。 「悪魚伝説からちょっと不思議なおはなしまで」とあります…
お待たせいたしました。『復元白沢図』三刷が出来上がってまいりました。 『復元白沢図』三刷の刊行を記念して、著者の佐々木聡さんがご自身の研究ブログにエッセイを書いてくださいました。 佐々木 聡 (Satoshi Sasaki) - 研究ブログ - researchmap 上で佐…
本日放映のNHK「ダークサイドミステリー」江戸怪談特集に小社の〈江戸怪談を読む〉シリーズの関係者が出演されるらしいという情報をキャッチいたしました。 江戸の怪談 恐怖の秘密に迫る!〜四谷怪談・皿屋敷・化け猫〜 - ダークサイドミステリー - NHK 四谷…
『思想7月号』(岩波書店)に広告を出しました。ラインナップは子安宣邦著『可能性としての東アジア』と林少陽著『戦後思想と日本ポストモダン』の二冊です。 思想 2024年7月号 - 岩波書店 (iwanami.co.jp) 今回の特集は「帝国論再考」。まったくの偶然です…
小社でも『〈新版〉鬼神論』、『日本ナショナリズムの解読』、『歎異抄の近代』などでお世話になっている思想史家の子安宣邦先生からご新著『天皇論――「象徴」と絶対的保守主義』(作品社)をご恵贈いただきました。 本居宣長、津田左右吉を手掛かりに、近世…
昨夕は趣向の演劇公演『べつのほしにいくまえに』(作・オノマリコ(趣向) 演出・扇田拓也(空 観) 監修・深海菊絵)を観劇してました。 監修の深海菊絵さんから小社刊E・ブレイク『最小の結婚』からインスパイアされた作品とのご案内をいただいて、急きょ…
5月3日は憲法記念日。小社では高橋哲哉・岡野八代共著『憲法のポリティカ—哲学者と政治学者の対話』を刊行しております。 憲法のポリティカ | 白澤社 (hakutakusha.co.jp) 憲法の本と言えば法学者に書いていただくのが常道ですが、本書はあえて哲学者と政治…
4月22日は哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)のお誕生日です。小社の新刊『カントの「噓論文」を読む』(小谷英生著)カントの「噓論文」を読む | 白澤社 (hakutakusha.co.jp)はこの日を記念して奥付の発行日をそろえてあります。カント先生、おめでとう…
「女性・戦争・人権」学会のニューズレター49号で、志水紀代子先生の訃報を知りました。ご家族のご希望でご連絡は控えてほしいとのことですので、このブログ上で弔意を表明いたします。 志水紀代子先生は大阪大学で哲学を修めた後、長年、追手門学院大学で教…
新刊『マイナンバーから改憲へ』は快調、近刊『カントの「嘘論文」を読む』の前評判も上々ということで気のゆるんだ小社は、汗ばむような陽気に誘われて、昼休みに神田川沿いの桜を眺めながら散歩してきました。 写真は駒塚橋から江戸川橋方向。左手に関口芭…
新刊『10代に届けたい5つの“授業”』(生田武志・山下耕平編著、大月書店)を共著者のおひとり野崎泰伸さんからご恵贈いただきました。 版元・大月書店さんのサイト↓ 10代に届けたい5つの“授業” - 株式会社 大月書店 憲法と同い年 (otsukishoten.co.jp) タ…
今朝の朝日新聞「耕論」欄に、『教育勅語の戦後』の著者、長谷川亮一さんのインタビューが掲載されています。 「教育勅語という亡霊」と題された記事です。 【有料記事ですが↓】 (耕論)教育勅語という亡霊 長谷川亮一さん、林恒子さん、佐久間邦彦さん:朝…
今日はエイプリルフールですから嘘(ウソ)にまつわる話題を一つ。 哲学者カントといえぱ、晩年の「嘘論文」(「人間愛から嘘をつく権利という、誤った考えについて」)で、いかなる場合でも嘘はいけないと主張した人ですが、そのカントが嘘をついていたかもし…
先日、ご好評の大塚英志著『マイナンバーから改憲へ』をマイナンバー違憲訴訟判決の報告集会にて出張販売させていただくことになり、会場にお邪魔してきました。 主催の共通番号いらないネットの皆様は、すでに10年近くこの問題に取り組んできておられる方々…
大塚英志著『マイナンバーから改憲へ──国会で50年間どう議論されたか』〈白澤社ブックレット1〉が発売となりました。 「マイナンバー制度ってよくよく調べてみると自民党の改憲案と、とてもよく似ているんだよねという話、その他」 書誌データはこちら→ マイ…