白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

哲学的ゾンビ

ゾンビの話が続いたので、ゾンビの話をしましょう。永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』には「哲学的ゾンビ philosophical zombie」の項があります。哲学的と銘打つからにはただのゾンビではありません。 「哲学的ゾンビ philosophical zombie」と…

生きられた身体

生きている死体 Living Dead といえばゾンビのことですが、生きられた身体という言葉が哲学にはあります。永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』の「生きられた身体 lived body」の項では次のようなイラストが提示されています。 このブログで前回ご…

現象学とはなにか?

現象学とはなにか?といえば、そのものズバリのタイトルを掲げた新田義弘『現象学とは何か――フッサールの後期思想を中心として』(講談社学術文庫)をはじめとして、木田元『現象学』(岩波新書)から、谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)や、植村玄輝・…

驚きは哲学の始まりだった?!

永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』は先月刊行したばかりの新刊なのに、某大手オンライン書店では品切れ状態が続いているのに驚きました。もちろん在庫は十分にございます、新刊ですから。しかも、新刊書店での定価は本体1800円+税なのに、気の…

がんばれ!脳みそッ

『イラストで読むキーワード哲学入門』(永野潤著)には、映画『マトリックス』(ウォシャウスキー兄弟監督)の話が出てきます。主演のキアヌ・リーブスの華麗なアクションが印象的な映画ですが、永野さんはこの作品の設定に注目します。 ある日、主人公のネ…

牡丹の花が赤いのは…

昨日は、埼玉県秩父市まで足を延ばして、秩父困民党ゆかりの地を訪ねてまいりました。 写真は散策の途中で拝観した牡丹の寺・少林寺さんの庭に咲く深紅の牡丹です。ところで、牡丹の花の赤さとは何なのか?という議論が、新刊『イラストで読むキーワード哲学…

「ぷ。」←なにに見えますか?

これは新刊『イラストで読むキーワード哲学入門』(永野潤著)に掲載されたイラストです。 「ぷ。」の横に手が描かれていますが、とりあえずそこは切り離してご覧ください。「ふ。」でも「ぷ」でも「ぶ。」でもありません。「ぷ。」です。 「ぷ。」←なにに見…

西日本新聞で『新選百物語』紹介

西日本新聞04月22日付夕刊で、『新選百物語―吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』(監修=篠原進/翻刻・注・現代語訳=岡島由佳/コラム=堤邦彦・近藤瑞木)が紹介されました。西日本新聞さんのサイトはこちら↓https://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_new/articl…

哲学は愛知県?

めでたく発売となりました新刊、『イラストで読むキーワード哲学入門』(永野潤著)は冒頭から衝撃的です。本書は52の哲学のキーワードについて簡潔な解説とイラストで説明しています。最初のキーワードは「哲学」。その「哲学」の頁のイラストが、これ↓なん…

『イラストで読むキーワード哲学入門』刊行

このたび白澤社では、永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』を刊行いたしました。52のキーワードと著者特製イラストで、哲学への入り口の感覚をつかむユニークな哲学入門。今週末頃から全国の主要書店で発売される予定です。 新刊『イラストで読むキ…

開花宣言

暖かい風に誘われてぶらぶら散歩していたら桜の花を見つけました。神田川沿いの桜並木。太い幹から吹きこぼれるように咲いていました。 枝先にも今にもほころばんばかりのつぼみが。お花見シーズン到来ですね。

ホワイトデーに三木清を!

今日はホワイトデーですね。プレゼントには定番のお菓子もいいですが、本もすてきな贈り物になります。義理チョコのお返しに『希望について―続・三木清『人生論ノート』を読む』(岸見一郎著)はいかがでしょう。同じ岸見一郎さんによる『三木清『人生論ノー…

『世界』2019年4月号に広告

ただいま発売中の雑誌『世界』2019年4月号に広告を出しました。 今回のラインナップは、次の三点です。長谷川亮一著『教育勅語の戦後』岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』高橋哲哉・岡野八代共著『憲法のポリティカ―哲学者と政治学者の対話』いずれ…

ひな祭りに牡丹灯籠?

もうすぐ桃の節句、ひな祭りですね。ひな祭りにふさわしい本をおすすめしたいと社内で提案したら、『〈江戸怪談を読む〉牡丹灯籠』がいいということになってしまいました。はあ?ひな祭りに牡丹灯籠?何を考えているのでしょうね。とはいえ、よく考えてみれ…

『ティマイオス/クリティアス』はあります

小社刊、プラトン著/岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』の在庫はあります。『ティマイオス/クリティアス』は、2015年の刊行以来、ご好評をいただき、17年に重版(二刷)し、今年ついに三刷にいたりました。これもご愛読いただいた読者の皆様のおか…

猫の日には化け猫を

今日2月22日はニャンニャンニャンの語呂合わせで猫の日なのだそうですね。猫の日には化け猫怪談はいかがでしょう。小社の人気シリーズ(当社比)〈江戸怪談を読む〉叢書には化け猫怪談を取り上げた『猫の怪』(横山泰子・早川由美ほか著)があります。本…

表象文化論学会サイトで『〈江戸怪談を読む〉牡丹灯籠』紹介

横山泰子・斎藤喬ほか著『〈江戸怪談を読む〉牡丹灯籠』が表象文化論学会ニューズレター『REPRE』で紹介されました。https://www.repre.org/repre/vol35/books/editing-multiple/saitou/紹介してくださったのは、共著者の一人、斎藤喬さんです。斎藤さんは、…

プラトン『ティマイオス/クリティアス』三刷出来

本日、品薄になっておりましたプラトン著/岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』の三刷が出来あがってまいりました。本書は、2015年の刊行後、ご評判をいただき、17年に重版(二刷)し、それも昨年秋から品薄気味になっていました。「せっかくの名著(…

バレンタインに江戸怪談を

今日はバレンタインデーですね。プレゼントには定番のチョコもいいですが、本もすてきな贈り物になります。 小社の新刊『新選百物語――吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』(監修=篠原進/翻刻・注・現代語訳=岡島由佳/コラム=堤邦彦・近藤瑞木)はいかがでしょ…

東雅夫氏『小説推理』3月号で『新選百物語』紹介

『小説推理』3月号(双葉社)で、東雅夫さんが『新選百物語―吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』(監修=篠原進/翻刻・注・現代語訳=岡島由佳/コラム=堤邦彦・近藤瑞木)を紹介してくださいました。版元双葉社さんによ『小説推理』のサイトはこちら↓https://ww…

鴨鍋―『新選百物語』より

こう寒い日が続きますとやはり鍋物がありがたいですね。今夜の夕食に鴨鍋はいかがでしょうか。『新選百物語』巻五の「鳬におどろく五人の悪者」に、権九郎という男が狐のくわえた鴨を横取りして「ねふかを求めて吸物こしらへ」とあるのをヒントに考えてみま…

岸見一郎『三木清『人生論ノート』を読む』三刷出来

本日、品薄になっておりました岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』の三刷が出来あがってまいりました。本書は、2016年の刊行後、NHKEテレ「100分de名著」で取り上げられるなどご好評を賜り、17年に増刷(二刷)し、それも昨年末から品薄気味にな…

謹賀新年2019

あけましておめでとうございます。白澤社は本日より通常通りの営業を始めました。今年(2019)は亥年。猪突猛進せず、猪見て矢を引くことにもならないよう心がけてまいります。さて、新年早々うれしいことがありました。昨年12月に刊行した『新選百物語―吉文…

2018年仕事納め

白澤社は今日が仕事納めです。明日から年明け1月6日まで、年末年始のお休みとなります。2018年1月7日から平常通りに営業いたします。今年は、下記の六点の単行本を刊行いたしました。 **『カントの政治哲学入門』[書 名]カントの政治哲学入門[副 題…

名物うばが餅

百物語グルメの第二弾は「うばが餅」です。『新選百物語』巻二の第二話「鼠にひとしき乳母が乳房」の冒頭で、江州草津(滋賀県草津市)の名物として、うばが餅が紹介されています。誰が言いだしたのか、この餅を食べると閻魔大王が生前の罪を一つ取り消して…

おいしい狸汁の作り方

寒い夜は鍋物があたたまりますね。そこで狸汁の作り方をご紹介します。レシピは『新選百物語』巻一の第三話「くりかえす狸汁の食傷」の頭注に引かれている江戸時代の料理書『料理物語』(一六四三)の記述を参考にしました。なお狸汁はもちろん狸(タヌキ)…

冬に怪談?──『新選百物語』

新刊『新選百物語──吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』(監修=篠原進/翻刻・注・現代語訳=岡島由佳)は今日発売されました。 冬に怪談?と驚かれますが、装幀をご覧ください。 白地に青と赤、深緑の帯、この配色はクリスマスの贈り物にピッタリではありません…

『新選百物語』刊行

このたび白澤社では、『新選百物語──吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』を刊行いたしました。来週12月14日頃から全国の主要書店で発売される予定です。 新刊『新選百物語』概要 [書 名]新選百物語──吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳 [著者名]監修=篠原進…

希望について―三木清『人生論ノート』より

昨夜放映されたNHKEテレ「100分de名著」の「三木清『人生論ノート』」の第4回のアンコール放送では、三木清『人生論ノート』より「死について」と「希望について」が取り上げられました。NHK出版さんから出ている番組テキストでは、「死について」と「…

岸見一郎『希望について―続・三木清『人生論ノート』を読む』

今夜はNHKEテレ「100分de名著」の「三木清『人生論ノート』」の第4回のアンコール放送があります。2018年11月26日(月)午後10:25~10:50/Eテレ番組の案内はこちら↓http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/64_jinseiron/index.html今夜の放送では、三…