2017-01-01から1年間の記事一覧
白澤社は今日が仕事納めです。 明日から年明け1月3日まで、年末年始のお休みとなります。 2018年1月4日から平常通りに営業いたします。 今年は、下記の5点の単行本を刊行いたしました。 『復元 白沢図』 [書 名]復元 白沢図 [副書名]古代中国の…
「出版ニュース」12月上旬号で、子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」――死と伝統について』が紹介されました。 記事では、編著者・子安宣邦先生の序「遺稿「親鸞」から三木清を読む」より「三木は宗教的人間である己れ自身を内に抑えて生きざるをえなかった。彼…
小社刊『ナショナリズムを越えて ─旧ユーゴスラビア紛争下におけるフェミニストNGOの経験から』(2004)の著者・江口昌樹さんが亡くなられたという報せをいただきました。 打ち合わせのためにお会いした江口さんは、とても真摯な、そして、やさしい方でし…
ついに我が社にも文春砲炸裂か?と小さな社内が震撼いたしました。 なんと、かの「週刊文春」誌で、小社刊『復元 白沢図――古代中国の妖怪と辟邪文化』(佐々木聡著)が紹介されていたというのです。 著者の佐々木聡さんから教えていただきました。半年以上も…
本の街神保町は恒例の神田古本まつり(10/27〜11/5)でにぎわっていました。 昨夜はハロウィンということで、渋谷あたりはたいそうな人出だったそうですが、神保町も負けてはいません。 古書をもとめる人でこみあう神保町にも、うちのネコちゃんはまぎれこん…
子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」――死と伝統について』が、2017/10/24付 西日本新聞夕刊で紹介されました。 https://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_new/article/361751/ 哲学者の三木清は、1945年3月に検挙され、終戦から40日後に獄死した。疎開先…
ご好評いただいております子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」――死と伝統について』は、某大手オンライン書店では品切れ状態が続き、気の早いネット古書店が3000円以上の高値を付けているのに驚きました(2017年10月19日15時時点)。 小社新刊、子安宣邦編著『三…
「希望」という言葉が世間を騒がせているようです。 三木清は『人生論ノート』に収められたエッセイ「希望について」で次のように指摘しています。 自分の希望はFという女と結婚することである。自分の希望はVという町に住むことである。自分の希望はPと…
今日は戦前・戦中に活躍した哲学者・評論家の三木清の命日です。 さて、このたび白澤社では、子安宣邦編著『三木清遺稿「親鸞」──死と伝統について』を刊行いたしました。 今週末頃には全国の主要書店で発売される予定です。 新刊『三木清遺稿「親鸞」』概要…
「特殊の場合を除き、現在純文学の読者の数は恐らく千か二千である。」 手に取った本を開くなりパッと目に飛び込んできたのがこの一行でした。 『三木清文芸批評集』(大澤聡編、講談社文芸文庫)に収められた「通俗性について」と題されたエッセイ中の文章…
2017/08/17付 西日本新聞夕刊で紹介されました。 https://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_new/article/351545/ 鍋島藩の化け猫騒動の原型を伝える「肥前佐賀二尾実記」と、飼い主を救う猫の話「三浦遊女薄雲が伝」の翻刻文と現代語訳を収録。この他、猫の奇…
昨夜は、講談師・神田山緑師匠が江戸怪談を読む哲学堂怪談の夕べに行ってきました。 中野区にある哲学堂公園は明治の妖怪博士・井上円了(哲学者)がひらいた庭園です。 会場は、少女の幽霊が出ると伝えられる幽霊梅の脇に建つ宇宙館。 怪談を演じるには最高…
猛暑が続くかと思っていたらなんだか梅雨に逆戻りしたような日が続きます。 さて、うちのネコちゃんはどこで雨宿りしているのかなと都内の書店さんを訪ねました。 ネコちゃんというのはもちろん小社新刊『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』(横山泰子・早川由美ほ…
「出版ニュース」8月中旬号で、岸見一郎著『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』が紹介されました。 記事では、本書から三木の言葉「人生は運命であるように、人生は希望である。運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持って…
本屋さんは冷房が効いていて避暑にはうってつけの場所です。 あんまり暑いので、さて、うちのネコちゃんはどこで涼んでいるのかなと都内の書店さんを訪ねています。 ネコちゃんというのはもちろん小社新刊『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』(横山泰子・早川由美…
新聞や雑誌に本の広告を出すと掲載紙(誌)をいただけます。 特に地方紙の場合は、ふだん目にすることのないローカルニュースを読むことができるので楽しみです。 今回、小社では、新刊『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』(横山泰子・早川由美ほか著)の広告を佐…
このたび白澤社では、横山泰子・早川由美ほか著『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』を刊行いたしました。 全国の主要書店で発売される予定です。 新刊『猫の怪』概要 [書 名]〈江戸怪談を読む〉猫の怪 [著 者]横山泰子・早川由美・門脇大・今井秀和・飯倉義之…
「東方」436号(2017年6月)に、佐々木聡著『復元 白沢図――古代中国の妖怪と辟邪文化』の書評が掲載されました。 「東方」誌といえば、「東方」349号(2010年3月)に、林少陽著『「修辞」という思想──章炳麟と漢字圏の言語論的批評理論』をご紹介いただいて…
明日からゴールデンウイークですね。暦通りの小社でも五連休、先週末からお休みの方は九連休ですが、この機会に旅行に出かけるという方も多くいらっしゃるかと思います。 三木清『人生論ノート』には「旅について」というエッセイがおさめられていますが、こ…
好評発売中の岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』の編集作業については、昨年のこのブログでもご紹介しました。 http://d.hatena.ne.jp/hakutakusha/20160705/1467702543 岸見さんと編集担当とで、学生時代の読書会のように、三木の文章を一段落ずつ…
本日、ご好評いただいております岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』の重版(二刷)が出来あがってまいりました。 これもご愛読いただいた読者の皆様のおかげです。あつく御礼申し上げます。 岸見一郎さんのEテレ「100分de名著」での名解説で、忘れ…
週末は、東京駅前の八重洲ブックセンター本店さんで開催されたトークイベント「生誕120年目に甦る、 哲学者・三木清の言葉〈対談〉大澤聡さん×岸見一郎さん」に参加してまいりました。 会場は満席。講談社文芸文庫より『三木清教養論集』と『三木清大学論集…
ご好評いただいております岸見一郎著『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』は、某大手オンライン書店では品切れ状態が続き、気の早いネット古書店が3000円前後の高値を付けているのに驚きました(2017年4月21日17時時点)。 小社新刊、岸見一郎…
今週末22日(土曜)に、東京駅前の八重洲ブックセンター本店さんで、『三木清『人生論ノート』を読む』、『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』の著者・岸見一郎さんと、講談社文芸文庫の『三木清教養論集』『三木清大学論集』の編者・大澤聡さ…
ご好評いただいております岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』は、某大手オンライン書店では品切れ状態が続き、気の早いネット古書店が5000円前後の高値を付けているのに驚きました(2017年4月14日16時現在)。 小社刊、岸見一郎著『三木清『人生論ノ…
このたび白澤社では、岸見一郎著『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』を刊行いたしました。 週明けには主要書店で発売される予定です。 新刊『希望について』概要 [書 名]希望について [副書名]続・三木清『人生論ノート』を読む [著 者…
いよいよお花見の季節ですね。 小社のそばにある神田川沿いの桜並木ほぼ満開です。 川面に散った花びらもきれいです。 お天気は曇りがちですが、都内の気温は暖かく、夜桜見物にはうってつけの夜です。 ふと思いついて、小社刊『三木清『人生論ノート』を読…
今夜、NHKEテレの番組「100分de名著」に、小社から昨年六月に『三木清『人生論ノート』を読む』を出された岸見一郎さんが出演されます。 番組の案内はこちら↓ http://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/64_jinseiron/index.html#box01 放映は全四回の予定…
暑さ寒さも彼岸まで、とことわざにいうお彼岸も過ぎて、ようやく春らしくなってまいりました。 小社のそばにある神田川沿いの桜並木のつぼみもほころびはじめたようです。 もうすぐ春ですねといえば、思い出されるのはキャンディーズではなく、三木清の言葉…
本日、品薄になっておりましたプラトン著、岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』の重版(二刷)が出来あがってまいりました。 これもご愛読いただいた読者の皆様のおかげです。あつく御礼申し上げます。 長年プラトン研究を続けてこられた訳者岸見一郎…