白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

読者から――プラトン『ティマイオス/クリティアス』

残暑のなかにも少し秋めいた空気が感じられてホッと一息ついていた小社に、プラトン『ティマイオス/クリティアス』(岸見一郎訳)の読者からお便りをいただきました。 以前、『プラトン全集』版『ティマイオス』を所持していたのですが、処分してしまいまし…

読者から――『よい教育とはなにか』

暑い日が続きますね。 強い日射しにめげそうな気分を吹き飛ばしてくれるようなおたよりをいただきました。 小社刊『よい教育とはなにか』(G・ビースタ著/藤井啓之・玉木博章訳)を読んでくださった方からのお葉書です。 要旨をご紹介させていただきます。 …

オリンピックと三木清

リオ五輪も無事に終わって次のオリンピックは東京大会ですね。 次の大会が東京で催されることに決定したのは、とりわけ愉快なことだ。我が国民の誰も喜んでこの愉快な義務を負うであろう。それは確かに日本の獲得した權利であると共に日本に課せられた義務で…

『教育』で『よい教育とはなにか』が紹介されました

『教育』(2016年9月号)の書評欄に、ガート・ビースタ著、藤井啓之・玉木博章訳『よい教育とはなにか』の書評が掲載されました。 版元かもがわ出版さんの紹介ページはこちら↓ http://www.kamogawa.co.jp/kensaku/syoseki/ka/201609_848.html 評者は、神代健…

読者から

夏真っ盛りとなりました。 暑中お見舞い申し上げます。 小社刊、岸見一郎『三木清『人生論ノート』を読む』について広島県のS・Hさんから、読者通信を頂戴しました。 要旨をご紹介させていただきます。 岸見一郎先生を知ってから著作を追うようになりまし…

泣ける話は好きですか?──『人生論ノート』の言葉から5

転んだだけで泣いていた子どもの頃と違って、大人になると泣くことが少なくなりますね。 でも、○回泣けるなどと銘打った本や映画の宣伝を目にしますから、泣きたいという衝動は人にとって心惹かれるものなのでしょう。 三木清『人生論ノート』には、「泣きに…