白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

『〈江戸怪談を読む〉丹後変化物語と化物屋敷』発売

『〈江戸怪談を読む〉丹後変化物語と化物屋敷』を刊行いたしました。〈江戸怪談を読む〉シリーズ6冊目となります(氷厘亭氷泉・江藤 学・今井秀和・三浦達尋・鷲羽大介・南郷晃子・広坂朋信 著)。

丹後変化物語と化物屋敷 | 白澤社 (hakutakusha.co.jp)

田辺城下(現在の京都府舞鶴市)のさる武家屋敷に妖怪変化が次々と現われる『丹後変化物語』の名場面を原文と現代語訳で掲載。そのほか、ほぼ同時代の『曾呂里物語』に収められた化物屋敷譚、江戸時代中期の『仙台萩』より仙台の化物屋敷、化け猫屋敷、泉鏡花天守物語』では姫路城の刑部姫の妹分として描かれた猪苗代城の亀姫様をめぐる複雑怪奇な歴史、江戸市中の化物屋敷譚を紹介・解説しました。
筆を持つ一つ目入道のイメージはこの『丹後変化物語』の絵が源だと言われています。
秋の夜長に化物屋敷譚。書店・オンライン書店にて絶賛発売中です。