白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

2014-01-01から1年間の記事一覧

「週刊新社会」で『管野スガ再考』紹介

12月2日付「週刊新社会」紙で、関口すみ子著『管野スガ再考』が紹介されました。 執筆してくださったのは、女性史研究家の鈴木裕子さんです。 鈴木裕子さんは今さらご紹介するまでもなく、『山川菊栄女性解放論集』全3巻(岩波書店)、『山川菊栄評論集』(岩…

12.14.ジェンダー史学会年次大会で書籍展示

早いもので、もう歳の暮です。小社の年末の一大イベントは年賀状の作成ですが、その前にもう一つ。 明後日、12月14日(日)に横浜国立大学で開催される第11回ジェンダー史学会年次大会で書籍の展示を行ないます。 今年出した『菅野スガ再考』(関口すみ子)…

中日新聞・東京新聞で『歎異抄の近代』紹介

11月16日付東京新聞・中日新聞の読書面で、子安宣邦著『歎異抄の近代』が紹介されました。 該当部分を引用します。 近代日本の知識人が宗教や救済の問題に直面したとき避けて通ることのできなかった親鸞『歎異抄』。悪人正機説に代表される難解な思想と格闘…

静岡新聞で『統合失調症からの回復のヒント』紹介

11月5日付静岡新聞で、乾達いぬい・すすむ)著『統合失調症からの回復のヒント』が紹介されました。 「「統合失調症学ぶ一助に」清水区出身乾さん出版」という記事です。 以下に記事の前半を引用させていただきます。 静岡市清水区出身で、地域の精神障害者…

西日本新聞で『歎異抄の近代』紹介

10月19日付西日本新聞の書評面で、子安宣邦著『歎異抄の近代』が紹介されました。 一昨日、このブログで、京都新聞の書評欄に芹沢俊介氏による書評が掲載されたことをお知らせしましたが、九州のブロック紙・西日本新聞でも本書『歎異抄の近代』がとりあげら…

京都新聞で子安宣邦『歎異抄の近代』紹介

10月19日付京都新聞の書評面で、子安宣邦著『歎異抄の近代』が紹介されました。 評者は評論家の芹沢俊介さん。 多くのご著書のなかには『「イエスの方舟」論』や『「オウム現象」の解読』(いずれも筑摩書房)などの宗教論や、『宿業の思想を超えて 吉本隆明…

乾達『統合失調症からの回復のヒント』刊行

このたび白澤社では、乾達著『統合失調症からの回復のヒント――地域精神障害者生活支援の経験から――』を刊行しました。 町医者が、往診で一人の統合失調症の患者さんに出会い、精神病患者を抱える家族への差別や困難を知ったことから、生活支援活動が始まりま…

「木と土と糸と」・作品展――紡ぎあう暮らし+わん――

以前、ご案内した「木と土と糸と」・作品展に行ってきました。 国立駅南口のブランコ通りのギャラリーキタガワです。 一階は古民家の古材を使った家具や小物、二階には織物や、創作衣類、陶器などが展示されていました。 ちょうど小社刊『雑木林の決意』の著…

『書標10月号』で『歎異抄の近代』紹介

『書標』(ほんのしるべ)の10月号で、小社刊、子安宣邦著『歎異抄の近代』が紹介されました。 『書標』はジュンク堂書店さん発行の書評誌です。 (フ)氏による書評は次のように書きだされています。 近代日本の知識人たちの多様な「親鸞」体験に、思想史家…

『日本教師教育学会年報第23号』で『リスク社会の授業づくり』紹介

日本教師教育学会編『日本教師教育学会年報第23号』(学事出版)の書評・文献紹介欄で、小社刊、子安潤著『リスク社会の授業づくり』が紹介されました。 日本教師教育学会さんのホームページはこちら↓ http://www.gakkai.ne.jp/jsste/index_j.html 執筆は、…

「木と土と糸と」・作品展(10/8〜14)

小社刊『雑木林の決意』の著者、河原井純子さんから、古材家具・小物、織物、陶器、創作衣類などの作品展のご案内をいただきましたのでご紹介します。 「木と土と糸と」・作品展 ――紡ぎあう暮らし+わん―― 【古材家具・小物】今井秀郎 【織物】宮川由美子(風…

「ふぇみん」で『菅野スガ再考』紹介

2014年9月15日付「ふぇみん」紙の書評欄で、小社刊、関口すみ子著『菅野スガ再考』が紹介されました。 以下、該当箇所を引用します。 アナーキストらが明治天皇の暗殺を企てたというフレームアップにより幸徳秋水ら12人が処刑となった「大逆事件」は、明治期…

朝日新聞夕刊で『翻訳がつくる日本語』紹介

2014年9月8日付朝日新聞夕刊の連載記事「英語をたどって」の第6回(刀祢館正明記者執筆)で、小社刊、中村桃子著『翻訳がつくる日本語』が紹介されました。 「なの弁」「だよ弁」って何なのよ、という見出しがついています。 「なの弁」「だよ弁」って何でし…

方法としての「歎異抄」―― 子安宣邦『歎異抄の近代』の感想文 (本多敬)

今夏、小社より刊行いたしました子安宣邦『歎異抄の近代』について、本多敬氏から書評の投稿をいただきましたので、以下に掲載させていただきます。(白澤社ブログ担当者) 方法としての「歎異抄」―― 子安宣邦『歎異抄の近代』の感想文 (本多敬) 1.方法とし…

子安宣邦『歎異抄の近代』刊行

このたび白澤社では、子安宣邦著『歎異抄の近代』を刊行しました。 概要 書 名:歎異抄の近代 著 者:子安宣邦 体 裁:四六判上製、336頁 定価:本体価格3,400円+税 ISBN978-4-7684-7955-1 C0010 内容 「私が引き受けようとしたのは、近代日本の知識人にお…

東京新聞に広告を出します!

突然ですが、小社は明後日27日付の東京新聞朝刊に広告を出します! 出版社が新聞広告を出すくらいそんなに珍しいことではないかもしれませんが、小社としては2000年に創業して以来、初の新聞広告なんです。 はじめての新聞広告のラインナップは、昨年、朝日…

「幽」21号で『死霊解脱物語聞書』紹介

「幽」誌21号(「ダ・ヴィンチ」8月号増刊・メディアファクトリー)で、小二田誠二解説・解題『死霊解脱物語聞書』が紹介されました。 特別アンケート企画「怪談ベストブック私の3冊」のコーナーで、取り上げてくださったのは能楽師の安田登さんです。 安…

「出版ニュース」で『管野スガ再考』紹介

「出版ニュース」誌2014年7月上旬号で、関口すみ子著『管野スガ再考』が紹介されました。 以下、該当箇所を引用します。 大逆事件で幸徳秋水らとともに処刑された菅野スガ(須賀子)は、長い間固有のイメージにつきまとわれてきた。本書は、獄中の日記、書簡…

『教育方法学研究』に『リスク社会の授業づくり』の書評掲載

『教育方法学研究 第39巻』(日本教育方法学会)で、子安潤著『リスク社会の授業づくり』が取り上げられました。 書評者は教育学者の梅原利夫さん(和光大学)です。 冒頭の部分を引用させていただきます。 3.11以後、著者の明快な問題意識のもとで探究され…

中国新聞で『管野スガ再考』紹介

中国新聞5月18日付の「新刊選」欄で、関口すみ子著『管野スガ再考』をご紹介いただきました。 該当箇所を引用します。 1910年の大逆事件でただ一人の女性刑死者となった菅野スガ。彼女に長らく貼り付けられた「妖女」というレッテルを、幸徳秋水と結ばれる以…

梅垣千尋さん、テレビ出演

『女性の権利を擁護する―メアリ・ウルストンクラフトの挑戦』の著者・梅垣千尋さんがテレビ出演されます。 梅垣さんが出演されるのは、放送大学テレビ科目「歴史と人間('14)」の第10回「メアリ・ウルストンクラフト−女性解放運動の先駆者−」です。 放映日…

矢野久美子『ハンナ・アーレント』中公新書

矢野久美子著『ハンナ・アーレント』 (中央公論新社)を読みました。 実は、著者の矢野久美子さんからご恵贈いただいたのですが、忙しさにまぎれて感想を申し上げるのがすっかり遅くなってしまっていたのでした。すみません。 とにかく面白いのです。キャッチ…

『管野スガ再考』

このたび白澤社では、関口すみ子著『管野スガ再考──婦人矯風会から大逆事件へ』を刊行しました。 概要 書 名:管野スガ再考 副書名:婦人矯風会から大逆事件へ 著 者:関口すみ子 体 裁:四六判上製、256頁 定価:本体価格2,500円+税 ISBN978-4-7684-7953-7…

便乗値上げ

こんにちは。ベストセラー発行準備中の白澤社です(エイプリル・フールなので大きく出ています)。 新年度になりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 昼食をとりに小社事務所からほど近い早稲田の町に出かけると、新入学生らしき青年男女をおおぜい見…

『ケアの倫理からはじめる正義論』紹介

糸賀一雄生誕100年記念事業のウェブサイト『生きることが光になる』(糸賀一雄生誕100年記念事業実行委員会)で、小社刊行『ケアの倫理からはじめる正義論─支えあう平等』(エヴァ・F・キテイ著・岡野八代、牟田和恵編著・訳)をご紹介いただきました。 「わたし…

ブルジェール『ケアの倫理』白水社

ファビエンヌ・ブルジェール著『ケアの倫理―ネオリベラリズムへの反論』(原山哲/山下えり子訳、白水社)を読みました。 版元、白水社さんの紹介ページはこちら↓ http://www.hakusuisha.co.jp/detail/index.php?pro_id=50987 原著者のファビエンヌ・ブルジェー…

「女性の権利」は「女のワガママ」か(梅垣千尋)

明日3月8日は「国際女性デー」、それにちなんで『女性の権利を擁護する──メアリ・ウルストンクラフトの挑戦』の著者、梅垣千尋さんに、エッセイを寄稿していただきました。(白澤社ブログ担当者) 「女性の権利」は「女のワガママ」か(梅垣千尋) いまど…

図書新聞で『アドルノの社会理論』紹介

小社刊、表弘一郎著『アドルノの社会理論』を図書新聞さんでご紹介いただいておりました。 年末恒例の「2013年下半期読書アンケート【3139号(12月21日発売号掲載)】」です。 今頃気づくなんてたいへんうっかりしておりました。 該当箇所を下記…

小玉重夫『難民と市民の間で』現代書館

昨年末からハンナ・アレントの伝記映画が評判になっていますが、小社のロングセラー(当社比)『シティズンシップの教育思想』の著者、小玉重夫さんが昨秋出版したアレント論『難民と市民の間で』を読みましたのでご紹介したいと思います。 版元・現代書館さん…

来週はバレンタインデー

少数精鋭(?)の小社は諸事多忙のため、前回の更新から日があいてしまいました。 お知らせしたいことが溜まってしまいましたので、今月はがんばって更新していこうと思います。 ところで来週はバレンタインデーですね。 プレゼントに定番のチョコもいいけれど…