本日、品薄になっておりましたプラトン著/岸見一郎訳『ティマイオス/クリティアス』の三刷が出来あがってまいりました。
本書は、2015年の刊行後、ご評判をいただき、17年に重版(二刷)し、それも昨年秋から品薄気味になっていました。
「せっかくの名著(奇書?)の新訳なのだから切らすな!」の声に励まされ、このたびついに三刷にいたりました。
これもご愛読いただいた読者の皆様のおかげです。あつく御礼申し上げます。
本書は、プラトン晩年の代表作の一つで、西田幾多郎(『場所・我と汝』岩波文庫)やJ・デリダ(『コーラ・プラトンの場』未来社)が注目したコーラー(場)の概念や、H・アーレント(『過去と未来の間』みすず書房)やH・ヨーナス(『生命の哲学』法政大学出版局)が言及したデーミウールゴスによる世界創造の記述を含む『ティマイオス』と、その未完の続編でアトランティスの伝説で有名な『クリティアス』の新訳です。
なお『ティマイオス/クリティアス』は、一部のネット古書店で定価を上回る高値がついておりますが、同書は新刊書店さんで定価で購入できます。
現在、在庫は十分にありますので、店頭に見あたらなければ書店さんを通してご注文下さい。