白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

明日は皿屋敷大会――『皿屋敷』のある書店2

江戸怪談ファンの皆様こんばんは。
いよいよ明日7/30(木)は皿屋敷大会、神田神保町東京堂書店さんのホールで「怪談の夕べ「講談で聞く皿屋敷」」が催されます。
まだお席に余裕があるそうですので、明晩、御用とお急ぎのない方は東京堂書店さんにお越しください。
お申し込みは東京堂書店さんへ。↓
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=8653
なお、和装でご来場の方、先着九名様に限り入場料無料という特典は、申し込み順ではなく、会場での受け付け順となりますのでお間違えの無いようお願いします。
さて、東京堂書店さんでは本書の刊行にあわせて、ブックフェアを企画してくださっています。

エスカレーターで三階にあがると、目の前にいきなりドーンと薄気味の悪い本が並んでいるという、まるでお化け屋敷のような本屋さんです。
「仄暗い井戸の底からこんにちは」と題されたフェア、このネーミングはもちろん鈴木光司さんの傑作短編ホラー『仄暗い水の底から』(角川文庫)へのオマージュでしょう。棚には鈴木さんの代表作『リング』(角川文庫)もありました。
小社の『皿屋敷』の隣には、彩流社さんの新刊、稲田和浩著『怪談論』、落語に造詣の深い著者による軽妙洒脱な怪談論です。
三段目の右には、伊藤篤著『日本の皿屋敷伝説』(海鳥社)も。小社の『皿屋敷』の企画でも大いに学ばせていただいた名著です。
ビジュアルを楽しみたい方は、安村敏信著『肉筆幽霊画の世界』(新人物往来社)や別冊太陽『妖怪絵巻』(平凡社)もあります。
下の台には、国書刊行会さんの「よみがえる講談の世界」シリーズがずらり。
この他にも、東京堂書店さんの三階には歴史、民俗学、国文学のコーナーがありますので、類書探訪も楽しめます。
明日はぜひとも東京堂書店さんにお運びのうえ、怪談の世界にたっぷりとひたってください。