「江戸怪談を読む」シリーズ『皿屋敷――幽霊お菊と皿と井戸』が、7月22日付西日本新聞夕刊で紹介されました。
該当箇所を引用いたします。
講談「番町皿屋敷」のルーツとなった馬場文耕の「皿屋舗辨疑録(さらやしきべんぎろく)の原文と現代語訳を掲載。福岡県嘉麻市のお菊大明神など、日本各地のお菊伝説を紹介し、この怪談の魅力と謎に迫る。
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_new/article/183699
上掲の記事にもありますように、本書『皿屋敷――幽霊お菊と皿と井戸』では、福岡県嘉麻市のお菊大明神を紹介しております。
嘉麻市教育委員会さんにご協力願って、同教委保管の、お菊が着ていたと伝えられる打掛の写真も掲載。お菊の割ったお皿の残りと伝えられるものは、滋賀県彦根市などいくつかありますが、衣服が残されているのはたぶんこの嘉麻市だけでしょう。
実際には江戸時代後期ごろのものだそうですが、なかなかきれいな衣装です。ぜひ本書を手にとってご覧ください。
なお、神田神保町の東京堂書店さんで開かれる『皿屋敷』刊行記念イベントの日も近づいてまいりました。
和装でご来場の方、先着九名様に限り入場料無料という(小社にしては)太っ腹な特典もございますので、万障お繰り合わせのうえ、ふるってご参加ください。
お申し込みは東京堂書店さんへ。↓
http://www.tokyodoshoten.co.jp/blog/?p=8653