このたび白澤社では、岸見一郎著『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』を刊行いたしました。
週明けには主要書店で発売される予定です。
新刊『希望について』概要
[書 名]希望について
[副書名]続・三木清『人生論ノート』を読む
[著 者]岸見一郎 著
[頁数・判型]四六判並製、176頁
[定価]:1700円+税
ISBN:978-4-7684-7965-0
内容
人生は希望である、人生は運命である、人生は旅である…。
日中戦争が拡大を続ける一九三八年から日米戦争が始まる直前の一九四一年十一月まで『文学界』誌に連載された三木清『人生論ノート』は、戦後、再刊されるやベストセラーとなり、今日に至るまで息長く読み継がれてきた。
本書は、この昭和の名著を、ギリシア哲学とアドラー心理学を専門とする著者が読み解いた『三木清『人生論ノート』を読む』(白澤社、2016)の待望の続編。
懐疑、習慣、瞑想と感傷、利己主義、健康、秩序、仮説、旅、偽善、娯楽といったテーマについて、希望をキーワードに深く味わう。
危機の時代を生きた哲学者による智慧の言葉の数々が、今日を生きる人への励ましとしてよみがえる。
著者紹介
岸見 一郎(きしみ いちろう)
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師。
著書に白澤社から昨年刊行した『三木清『人生論ノート』を読む』のほか、『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『よく生きるということ 「死」から「生」を考える』(唯学書房)、『生きづらさからの脱却』(筑摩書房)、『幸福の哲学』(講談社現代新書)など、訳書に『人生の意味の心理学』(アドラー著、アルテ)、『ティマイオス/クリティアス』(プラトン著、白澤社)など多数。