「出版ニュース」8月中旬号で、岸見一郎著『希望について――続・三木清『人生論ノート』を読む』が紹介されました。
記事では、本書から三木の言葉「人生は運命であるように、人生は希望である。運命的な存在である人間にとって生きていることは希望を持っていることである」を引いたうえで、次のように評してくださいました。
生誕120周年を迎えた哲学者・三木清が再び注目を集めている。本書は戦後長きにわたって読み継がれてきた『人生論ノート』を「希望」をキーワードに
して読み解く。懐疑、習慣、瞑想、感傷、噂、利己主義、健康、秩序、仮説、旅、偽善、娯楽といった各章のテーマを当時の時代背景とともに三木の思
考を辿ってゆく。危機と不安の時代にあって希望の意味を説く三木の思想的立脚点を分りやすく明快に。
出版ニュースさん、ありがとうございました。