11月16日付東京新聞・中日新聞の読書面で、子安宣邦著『歎異抄の近代』が紹介されました。
該当部分を引用します。
近代日本の知識人が宗教や救済の問題に直面したとき避けて通ることのできなかった親鸞『歎異抄』。悪人正機説に代表される難解な思想と格闘した清沢満之から吉本隆明まで九人の著書を読み直すことで〈知識人における近代〉に迫る。「弥陀の本願は親鸞一人がためなりけり」を「自分などいないのだ」と解読した滝沢克己を一つの到達点と著者は捉える。
中日新聞・東京新聞さん、ありがとうございました。
ちなみに同紙によると、単行本・文芸部門の今のベストセラー(11日、トーハン調べ)は、五木寛之『親鸞 完結編』上・下(講談社)だそうです。
親鸞ブームが来るのも近いかも?