白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

『哲学のモンダイ』が紹介されました

永野潤著『哲学のモンダイ』が、出版ニューフ、ではなくて、出版業界誌「出版ニュース」6月下旬号(出版ニュース社)の「ブックガイド」欄で紹介されました。
同誌の目次はこちら→http://www.snews.net/news/1106c.html
紹介文では、第1部3に登場する、映画「マトリックス」とデカルト哲学の関係が取り上げられています。何が夢で何が現実か、考え出すとわからなくなるあの不思議な感覚はやはり印象的ですね。
ちなみに第2部では、手塚治虫岡崎京子藤子・F・不二雄の作品を引用しながらサルトル哲学の視点から、他者・身体・植民地主義のモンダイが論じられており、ここもたいへん面白いところです。
なお、著者の永野潤さんは、サルトル学会のメンバー。来る7月16日(土)には同学会第27回研究例会が立教大学で催され、永野さんも登壇されるようです。
http://ajes.blog.so-net.ne.jp/2011-06-15-1

非会員の方の聴講を歓迎致します。事前の申し込み等は一切不要です。当日、直接会場へおこし下さい。聴講は無料です。

とのことですので、猿虎ファンの方、ナマ永野さんを目撃するチャンスかも。