2024/1/25付『京都新聞』で『天狗説話考』(久留島元著)が紹介されました。
「天狗、妖怪か神様か」と見出しを付されたインタビュー記事から引用します。
幼少期から水木しげるさんが好きで、妖怪やお化けに関心があった。その世界に近づくために、大学では文学部で説話を学んだ。民俗学がリードしてきた妖怪研究だが「誰によって、どのように語られ、どう受け入れられたのか。文学研究からアプローチすれば考えることができる。」
久留島さんは水木漫画から妖怪に魅かれたのですね。『天狗説話考』4頁には水木しげるの代表作『ゲゲゲの鬼太郎』シリーズより『妖怪大裁判』に登場する天狗の絵が挿入されています。
大学院へ進み、次第に天狗研究に専念するようになる。「古い時代からずっと語られるのは鬼と天狗くらい。鬼の世界は際限がなくて難しいけれど、天狗はぎりぎり一人で追えそう」と20年近く研究を重ねてきた。
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天狗説話考 | 白澤社 (hakutakusha.co.jp)