白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

各紙で藤目ゆき『「慰安婦」問題の本質』紹介

ゴールデンウィークはいかがお過ごしだったでしょうか。
さて、ブログ更新のタイミングとずれてしまって、ご案内が遅れましたが、藤目ゆき著『「慰安婦」問題の本質』があちこちでご紹介いただいています。

西日本新聞で新刊案内

2015年03月25日付西日本新聞夕刊で、藤目ゆき著『「慰安婦」問題の本質』が紹介されていました。
http://www.nishinippon.co.jp/nlp/book_new/article/158339
該当箇所を引用します。

 公娼制度や廃娼運動、米軍基地周辺の性犯罪などに取り組む近現代史の研究者が、これまでに発表した論文や講演録をまとめた。なぜ慰安婦問題を解決できないのか、なぜ日本人慰安婦は名乗りでないのかにも焦点を当てる。

西日本新聞さん、ありがとうございました。

朝鮮新報に書評掲載

4月20日付朝鮮新報に韓賢珠さん執筆による書評が掲載されました。
「侵略の歴史と「慰安婦」」と題された韓賢珠さんの書評は、本書のねらいをていねいに評してくださっています。
朝鮮新報さんのサイトはこちら↓(会員のみ閲覧)
http://chosonsinbo.com/jp/2015/04/hj421-2/
韓賢珠さん、ありがとうございました。
また、掲載紙をお送りくださった朝鮮新報さん、ありがとうございました。

前田朗さんのブログ

法学者・前田朗さんのブログでもご紹介いただきました。↓
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/05/blog-post_6.html
記事は「軍事性暴力の本質を考える 」と題して、「女性に対する暴力、特に軍事性暴力が、いつ、だれによって、なぜ作り出されてきたのかを俎上に載せることによって、日本軍性奴隷制を世界的かつ歴史的視野で考察できるようにする。それゆえ、韓国や日本における米軍基地問題も含めて、解決に向けた連帯の視座が明確に打ち出されている」と評していただきました。
前田朗さん、ありがとうございました。
ところで、前田朗さんと言えば、大著『ヘイト・スピーチ法 研究序説 ―差別煽動犯罪の刑法学―』(三一書房)を刊行されたばかりです。
版元の三一書房さんの紹介サイト↓
http://31shobo.com/2014/12/15/ヘイト・スピーチ法研究序説/
ブログを拝見しますと、先月、邦訳の出たジェレミー・ウォルドロン『ヘイト・スピーチという危害』(みすず書房)について、章ごとに詳しく書評されています。
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/05/blog-post_1.html
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/05/blog-post_3.html
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/05/blog-post_4.html
http://maeda-akira.blogspot.jp/2015/05/blog-post_8.html
このウォルドロン『ヘイト・スピーチという危害』は、岡野八代さんも高橋哲哉さんとの対談『憲法のポリティカ』(p228-p229)で、『ヘイトスピーチにおける危害』として紹介しています。対談収録時には同書は翻訳されていなかったので、岡野さんは原著タイトルTHE HARM IN HATE SPEECHを直訳して紹介されたのでした。
版元みすず書房さんの紹介ページ↓
http://www.msz.co.jp/book/detail/07873.html
というように、小社の本も時折紹介されていますので、今後も気が付いたらご報告するようにいたします。