白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

中国新聞で『管野スガ再考』紹介

中国新聞5月18日付の「新刊選」欄で、関口すみ子著『管野スガ再考』をご紹介いただきました。
該当箇所を引用します。

1910年の大逆事件でただ一人の女性刑死者となった菅野スガ。彼女に長らく貼り付けられた「妖女」というレッテルを、幸徳秋水と結ばれる以前の活動―大阪婦人矯風会の文書課長や大阪、和歌山の地方紙の記者としての公娼制に対する果敢な闘い―を掘り起こすことによって一掃し、女性運動史に位置付け直した労作だ。
事件の根拠とされた彼女の検事予審調書が捏造された疑いを提起していることも興味深い。

中国新聞さん、ありがとうございました。