白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

2016年仕事納め

白澤社は今日が仕事納めです。
明日から年明け1月3日まで、年末年始のお休みとなります。
2017年1月4日から平常通りに営業いたします。
今年は、下記の四点の単行本を刊行いたしました。

『よい教育とはなにか』


[書名] よい教育とはなにか
[副題] 倫理・政治・民主主義
[著者] ガート・ビースタ /[訳者] 藤井啓之・玉木博章
[体裁] 四六判並製、208頁
[定価]2200円+税
図書新聞などでご紹介いただきました。
現代教育哲学の理論書ですが、ご好評をいただき、10月には重版することができました。

『仕事と就活の教養講座』


[書名] 仕事と就活の教養講座
[副題] 生きのびるための働き方
[編著者]細谷実(編著)、中西新太郎・小園弥生(著)
[体裁]四六判並製、256頁
[定価]2200円+税
「ふぇみん」、西日本新聞などでご紹介いただきました。

三木清『人生論ノート』を読む』


[書 名]三木清『人生論ノート』を読む
[著 者]岸見一郎
[体裁]四六判並製、224頁
[定価]1800円+税
同著者によるプラトンの訳書『ティマイオス/クリティアス』も息長く動いており、ロングセラーになる予感がしております。

『近代日本公娼制の政治過程』


[書 名]近代日本公娼制の政治過程
[副書名]「新しい男」をめぐる攻防・佐々城豊寿・岸田俊子山川菊栄
[著 者]関口すみ子
[体 裁]四六判並製、240頁
[定 価]2400円+税
一昨年刊行の『菅野スガ再考』の著者による政治史としての公娼制論です。
出版ニュース」誌などでご紹介いただきました。

よいお年を!

教育哲学、現代社会論、日本思想、ジェンダー史と、人文・社会科学のジャンルで、僭越ながら、今これが大事・今これが面白いと思うテーマに取り組んできたつもりです。
さて来年は、年明け早々、小社社名の由来でもある幻の奇書『白沢図』の復元に挑んだ『復元 白沢図』(佐々木聡著)の刊行を皮切りに、今これが面白いと思う本の出版に精いっぱい取り組んでまいります。
それでは、よいお年をお迎えください。