『翻訳がつくる日本語』の著者・中村桃子さんのインタビュー記事が、『朝日新聞』(2021年11月13日朝刊)〈論の芽〉「女言葉だわ、男言葉だぜ」と題されたコーナーに掲載されました。
〈「女らしさ」の幻想まとう〉と題された記事で中村先生は、明治期、「下品だ」とされていた女学生の言葉を起源とする「女ことば」が、戦中、戦後の社会背景なか、その価値が高められていった経緯と、現代での「女ことば」がもたらす可能性について言及しています。
「女言葉が「女らしくないふるまい」をする女性の「よろい」のような役割を果たす、という面もあるのかもしれません。
女言葉に「女らしさの押しつけ」ではなく、女性をエンパワーする役割を見いだせる日が、くるのかもしれません。」
〈論の芽〉には『ダ・ヴィンチ・コード』などの翻訳者である越前敏弥さん、米言語学者のマーク・リバーマンさんへのインタビュー記事も併載されており、いずれもとても興味深い内容です。朝日新聞の記事は以下を御覧下さい(有料記事)。
https://digital.asahi.com/articles/DA3S15110092.html?iref=comtop_Opinion_02
中村桃子さんの『翻訳がつくる日本語』については下記をご覧ください。↓