白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

ホワイトデーに三木清を!

今日はホワイトデーですね。
プレゼントには定番のお菓子もいいですが、本もすてきな贈り物になります。
義理チョコのお返しに『希望について―続・三木清『人生論ノート』を読む』(岸見一郎著)はいかがでしょう。
同じ岸見一郎さんによる『三木清『人生論ノート』を読む』の続編ですが、本書の「序―希望の人、三木清」は三木清という思想家の簡単な略伝にもなっており、本書だけで独立して読むこともできます。
本書の序には、他の章にはないエピグラフがあります。

 

春はまだ遠い。けれども我々は希望を棄ててはならない。希望は徳である。希望を持つといふことの大きな徳であることが今日ほど忘れられてゐる時代はないのである。――三木清
(全集第十六巻、一〇五頁。一九三六年三月三日掲載のコラム「詩の復活」より)

 

自分に言い聞かせたくなるような文章です。
『希望について―続・三木清『人生論ノート』を読む』、ホワイトデーにはぴったりの一冊です。

f:id:hakutakusha:20190314135422j:plain

※小社ではクッキーは扱っておりません(写真は見本です)。