白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

『復元 白沢図』二刷出来

本日、品薄になっておりました佐々木聡著『復元 白沢図――古代中国の妖怪と辟邪文化』の重版(二刷)が出来あがってまいりました。
これもご愛読いただいた読者の皆様のおかげです。あつく御礼申し上げます。

『復元 白沢図』概要

[書 名]復元 白沢図
[副書名]古代中国の妖怪と辟邪文化
[著 者]佐々木聡 著
[体 裁]四六判上製、176頁
[定 価]2,000円+税
ISBN978-4-7684-7964-3 C0014 \2000]

書評

『スポーツ報知』2017年1/27付「本屋さんのイチ押し」(評者・阿部祐子氏)
週刊文春』2017年4月13日号「文春図書館」(評者・立花隆氏)
『月刊東方2017年6月号』「ブックレビュー」(評者・高戸聰氏)
『東方宗教130号』(評者・坂出祥伸氏)
まったく想定外だったのは江口夏実鬼灯の冷徹』(モーニングKC)ファンの皆さまによる怒涛のツイートでした。
おかげさまで漢字の多い専門書が初版刊行から一年あまりで重版となりました。

内容

中国の伝説上の帝王・黄帝は、神獣・白沢の言葉を記録して、あらゆる鬼神を撃退する知識が書かれた書物『白沢図』を編んだとされる。
この書物は、禍を避け福を招く辟邪(へきじゃ)呪術を伝えるものとして珍重されたが、今から約一千年前の北宋時代に散佚したと考えられる。
この幻の奇書を、最新の研究成果をもとに復元。平易な訳文と解説を付した。
現代の妖怪文化の源流の一つである辟邪文化の原像を探る貴重な手がかりがここによみがえる。