白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

『復元 白沢図』に文春砲炸裂?

ついに我が社にも文春砲炸裂か?と小さな社内が震撼いたしました。
なんと、かの「週刊文春」誌で、小社刊『復元 白沢図――古代中国の妖怪と辟邪文化』(佐々木聡著)が紹介されていたというのです。
著者の佐々木聡さんから教えていただきました。半年以上も前のことだったそうです。
いやあ、まったく気づいていませんでした。
記事が出たのは「週刊文春」四月十三日号で、同誌の書評欄「文春図書館」の中の立花隆氏執筆「私の読書日記」でした。
遅ればせながら、一部を抜粋し、ご紹介いたします。

×月×日
『復元 白沢図 古代中国の妖怪と辟邪文化』(佐々木聡 白澤社 2000円+税)は興味深い本だ。白沢とは人語を解する神獣で、万物の精(もののけ)に通暁しており、それをどう退散させるのかの辟邪(追い払うまじない)の方法論にも通じていた。中国の伝説上の帝王黄帝が国内を巡狩しているときにこの神獣と出会い、その方法を教えてくれたので、次に黄帝が代ってその方法を全土に伝え、中国全土からあらゆるもののけを追い払った。もののけの数は一万一千種もあり、追い払うには、その名を呼ぶ必要があった。(後略)


立花隆さん、ありがとうございました。