白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

2018年仕事納め

白澤社は今日が仕事納めです。
明日から年明け1月6日まで、年末年始のお休みとなります。
2018年1月7日から平常通りに営業いたします。
今年は、下記の六点の単行本を刊行いたしました。

**『カントの政治哲学入門』
[書 名]カントの政治哲学入門
[副 題]政治における理念とは何か
[著 者]網谷壮介
[体 裁]四六判並製、208頁
[定 価]2000円+税

f:id:hakutakusha:20180131155522j:plain
信濃毎日新聞」紙、「法学セミナー」誌などでご紹介いただきました。

**『母の憶い、大待宵草』
[書 名]母の憶い、大待宵草──よき人々との出会い
[著 者]古川佳子/[跋]田中伸尚
[体 裁]四六判並製、256頁
[定 価]2600+税

f:id:hakutakusha:20181228193300j:plain
週刊金曜日」誌、「ウィメンズアクションネットワーク 」サイトhttps://wan.or.jp/article/show/8162などでご紹介いただきました。

**『統合失調症は回復します』
[書 名]統合失調症は回復します
[著 者]乾 達
[体 裁]四六判並製、208頁
[定 価]1800+税

f:id:hakutakusha:20180606170120j:plain

『元町医者の人生哲学』の著者・乾達先生による患者家族への励ましに満ちた一冊です。

**『牡丹灯籠』

[叢書名]〈江戸怪談を読む〉
[書 名]牡丹灯籠
[著 者]横山泰子・門脇大・今井秀和・斎藤喬・ほか
[体 裁]四六判並製、208頁
[定 価]2000円+税

f:id:hakutakusha:20180712143009j:plain

中外日報」紙、「西日本新聞」紙、「出版ニュース」誌でご紹介いただきました。
お披露目を兼ねて、深川お化け縁日にうかがったのも楽しい思い出でした。

 

**『教育勅語の戦後』
[書 名]教育勅語の戦後
[著 者]長谷川亮一
[体 裁]四六判並製、304頁
[定 価]3200円+税

f:id:hakutakusha:20180919150031j:plain

西日本新聞」紙、「出版ニュース」誌でご紹介いただきました。
ついでに某文科大臣閣下のお蔭で想定外のタイムリーな出版となりました。

**『新選百物語』
[書 名]新選百物語
[副 題]吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳
[著 者]監修=篠原進/翻刻・注・現代語訳=岡島由佳/コラム=堤邦彦・近藤瑞木

[体 裁]四六判並製、208頁
[定 価]2000円+税

f:id:hakutakusha:20181207192838j:plain

全文の翻刻・現代語訳の書籍化は今回が初めてという江戸時代の怪談集です。怖い話ばかりではなく、笑い話風のものや人情話風のものなど14話を収録。

**よいお年を!
政治哲学、エッセイ、医事評論、近世怪談、教育史とジャンルはさまざまですが、僭越ながら、今これが大事・今これが面白いと思うテーマに取り組んできたつもりです。
このほか、11月にはNHKEテレ「100分de名著」の「三木清『人生論ノート』」の回のアンコール放送があり、ゲスト講師として出演した岸見一郎さんの『三木清『人生論ノート』を読む』が再び脚光を浴び、ついにこの年末に在庫払底。重版することになりました。

f:id:hakutakusha:20170425122545j:plain

さて来年は、『三木清『人生論ノート』を読む』(岸見一郎著)の重版を皮切りに、今これが面白いと思う本の出版に精いっぱい取り組んでまいります。
それでは、よいお年をお迎えください。