あけましておめでとうございます。
白澤社は本日より通常通りの営業を始めました。
今年(2019)は亥年。
猪突猛進せず、猪見て矢を引くことにもならないよう心がけてまいります。
さて、新年早々うれしいことがありました。
昨年12月に刊行した『新選百物語―吉文字屋怪談本 翻刻・現代語訳』(篠原進監修・岡島由佳翻刻・注・現代語訳)を、忘却散人さんのブログでご紹介いただきました。
忘却散人ブログ↓
http://bokyakusanjin.seesaa.net/article/463513911.html
百物語の翻刻は、藤川雅恵さんの『御伽百物語』に続いてで、ありがたい。堤邦彦さんと近藤瑞木さんという、近世怪談研究最前線のお二人がコラム執筆というのも贅沢。
ちなみに藤川雅恵さん編著の『御伽百物語』は、小社ではなく三弥井書店さんから刊行されています。
ところで、『新選百物語』の最後の話は挿絵のみ残されていて内容がはっきりわからないのですが、挿絵に添えられた詞書から推察するに、夫婦の再会、親子の再会を描く、たいへんおめでたい話だったようなのです。
お正月にピッタリの話題ですね。
また、昨年10月に著者出演のテレビ番組が再放送されてご評判をいただき、品薄状態の続いていた『三木清『人生論ノート』を読む』(岸見一郎著)を重版いたします。
白澤社は本年も、人文・社会のジャンルで出版活動に取り組みます。
どうかよろしくお願いいたします。