白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

『表象天皇制論講義』序章1読めます!

出血大サービス!好評発売中の『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』より、序章「表象の集積体としての天皇(制)──方法と視座」の「1 本書の問いと、問いの困難さ」から「2 本書の対象と方法」のはじめのあたりまでをご覧いただけます。

下記のURLをクリックしてください。↓
表象天皇制論講義「序論」
https://indd.adobe.com/view/b0dac7e2-1cad-4c31-8cd5-acd999d2ef2a

f:id:hakutakusha:20190624140610j:plain



なお同書の書誌データは以下の通りです。
『表象天皇制論講義』概要
[書 名]表象天皇制論講義
[副 題]皇族・地域・メディア
[著 者]茂木謙之介
[頁数・判型]四六判上製、288頁
[定 価]3400円+税
ISBN978-4-7684-7976-6

『表象天皇制論講義』(茂木謙之介著)まえがき

好評発売中の『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』(茂木謙之介著)の「まえがき」をご覧いただけます。
下記のURLをクリックしてください。↓
表象天皇制論講義 扉-「まえがき」
https://indd.adobe.com/view/85366dbd-60f0-4cf0-ae6f-45c4ef7b2e24

f:id:hakutakusha:20190624140610j:plain

なお同書の書誌データは以下の通りです。
『表象天皇制論講義』概要
[書 名]表象天皇制論講義
[副 題]皇族・地域・メディア
[著 者]茂木謙之介
[頁数・判型]四六判上製、288頁
[定 価]3400円+税
ISBN978-4-7684-7976-6

『表象天皇制論講義』目次

好評発売中の茂木謙之介著『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』の目次(節見出し含む)をご覧いただけます。
下記のURLをクリックしてください。↓
表象天皇制論講義◎目次
https://indd.adobe.com/view/83ccea1e-8676-49c7-9073-a5cb0aa0bf34

f:id:hakutakusha:20190624140610j:plain

なお同書の書誌データは以下の通りです。
[書 名]表象天皇制論講義
[副 題]皇族・地域・メディア
[著 者]茂木謙之介
[頁数・判型]四六判上製、288頁
[定 価]3400円+税
ISBN978-4-7684-7976-6

長谷川亮一『教育勅語の戦後』が『教育学研究』誌で紹介


長谷川亮一著『教育勅語の戦後』が日本教育学会機関誌『教育学研究』第86巻第1号で紹介されました。
紹介してくださったのは、教育学者(教育史)の米田俊彦さん(お茶の水女子大学)です。
米田さんは、「本書を読み、紹介者は、教育勅語に戦後史が脈々と存在していた事実についての認識をもつに至った」と書き出され、本書が時事的な関心からではなく2000年以来の著者の関心の結実した「外見も内容も重厚」な一冊であることを指摘したうえで、本書の内容を章ごとに詳しく紹介してくださいました。
また、米田さんは本書の内容を紹介されたあと、最後に「本書によって明らかにされた事実は、まさに教育勅語の戦後史である」と評してくださると同時に、「本書には重要な論点が提示されている」と指摘したうえで、次のように締めくくられています。
「徳目の復活は国体論の復権を狙っているのか、それとも道徳教育にとどまるのか、戦前・戦後に大きくまたがる重要な問題を具体的な事実をもって考えさせてくれる作品である。」
ありがとうございました。

f:id:hakutakusha:20180919150031j:plain

 

手品のような鮮やかさ!『イラストで読む キーワード哲学入門』紹介(平井靖史さん)

ツイッターをながめていたら、たいへんうれしいことがありました。
斬新なベルクソン研究で知られる哲学者の平井靖史さん(福岡大学)がご自身のツイッターで、小社刊『イラストで読む キーワード哲学入門』(永野潤著)を激賞してくださっていたのです。
平井さんのご許可をいただいたので、ここに転載します。

永野潤『イラストで読む キーワード哲学入門』。各記事が見開き2頁の短さなのに、ほぼ常にマンガやアート作品の例から始めて現代の概念・理論まで手品のような鮮やかさで繋げてて一瞬で頭に入る、さっすが永野さん。」
https://twitter.com/hiraiyasushi1/status/1145243550231121920

ありがとうございます。うれしいです。

さらに平井さんは、次のようにも書き足してくださっていました。

「このコンパクトさはほんとうにすごいんだけど、そのすごさは実際に哲学の教員にしかわからないと思うけどすごい。
大学の教養教育はもちろん、中高生にもお勧め!」
https://twitter.com/hiraiyasushi1/status/1145244765358702592

永野さんから、「一つのテーマにつき見開き二頁でイラスト付き」というアイデアを聞いたときは、ちょっと驚いたものでしたが、やってみれば大成功。ほんとうに「さっすが永野さん。」でした。

f:id:hakutakusha:20190418163658j:plain
ご紹介くださった平井靖史さんは、書肆心水さんから出ている『ベルクソン物質と記憶』を解剖する』『ベルクソン物質と記憶』を診断する』『ベルクソン物質と記憶』を再起動する』の、ベルクソン三部作で知られていますが、最近も同じ書肆心水さんから出た、ベルクソン『時間観念の歴史 コレージュ・ド・フランス講義 1902-1903年度』の翻訳もなさっています(藤田尚志・平井靖史・岡嶋隆佑・木山裕登 共訳)。
大勢の熱心な聴講者がつめかけたことで有名な、伝説の名講義の記録です。
版元・書肆心水さんの紹介ページはこちら↓
http://www.shoshi-shinsui.com/book906917921.htm

 

 



『表象天皇制論講義』刊行

このたび白澤社では、茂木謙之介著『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』を刊行いたしました。
今週末頃から全国の主要書店で発売される予定です。
新刊『表象天皇制論講義』概要
[書 名]表象天皇制論講義
[副 題]皇族・地域・メディア
[著 者]茂木謙之介
[頁数・判型]四六判上製、288頁
[定 価]3400円+税
ISBN978-4-7684-7976-6

f:id:hakutakusha:20190624140610j:plain

[内 容]
方法としての表象文化史を駆使した明快な天皇(制)論講義。本書は天皇だけではなく天皇の血統のスペアとしての皇族に着眼。中央政界での皇族の姿だけでなく、津軽、宮城、秩父など地域社会における表象に中央の規範からの逸脱を分析。さらに法維持暴力(ベンヤミン)の視点から、幕末から戦前、戦中、戦後を経て、平成のサブカルチャーまで、メディアにおける天皇・皇族表象を読み解き、表象の集積体としての天皇(制)に迫る。

[執筆者]
茂木謙之介(もてぎけんのすけ)
1985年、埼玉県生まれ。2009年東北大学文学部卒業。2011年東北大学大学院文学研究科博士前期二年の課程を修了。2016年東京大学大学院総合文化研究科博士課程を修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員を経て、2018年より足利大学工学部講師。
専攻は日本近代文化史・表象文化論。現在の研究テーマは地域社会における皇族表象の検討を通した天皇(制)研究および〈幻想文学〉をキーワードとした日本近代文学・メディア史の研究。
著書に『表象としての皇族──メディアにみる地域社会の皇室像』(吉川弘文館、2017)、編著に『怪異とは誰か』(一柳廣孝監修、青弓社、2016)がある。

[目 次]
序 章 表象の集積体としての天皇(制)──方法と視座
第一章 天皇像の近世・近代・戦後
第二章 近代天皇像の形成と維持
第三章 行幸啓・「御成」という契機
第四章 〈御真影〉という装置
第五章 検閲というシステム
第六章 大衆社会とメディア消費──戦前戦中期メディアのなかの皇族表象
第七章 僻地と国民国家──戦前期秩父における秩父宮の表象
第八章 危機と奇跡──天皇・皇族の「瑞祥」言説
第九章 〈人間天皇〉とその周辺──戦後皇族表象の連続性
第十章 弱者と超越性──現代における天皇(制)表象

以上、ご期待ください。

小社へのご連絡は

まれにこのブログのコメント欄に、お仕事がらみのご連絡をいただくことがあります。
このブログは、小社の出版活動についてのお知らせと、編集や営業の業務のあいまに感じたことなどをつづっています。このブログのコメント欄での業務上のご連絡のやりとりはしておりません。
小社の業務に関するお問い合わせ、ご連絡は下記の連絡先にお願いいたします。。

(有)白澤社(はくたくしゃ)
〒112-0014  東京都文京区関口1-29-6
TEL03-5155-2615 FAX03-5155-2616
E-mail:hakutakuあっとnifty.com
「あっと」を@にかえてください。

なお、小社刊行物は(株)現代書館を発売元として全国の主要書店やオンライン書店で販売されています。ご注文は書店様へお願いいたします。このブログではご注文を受け付けておりません。

よろしくお願いいたします。