白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

うちのネコちゃんやーい

本屋さんは冷房が効いていて避暑にはうってつけの場所です。
あんまり暑いので、さて、うちのネコちゃんはどこで涼んでいるのかなと都内の書店さんを訪ねています。
ネコちゃんというのはもちろん小社新刊『〈江戸怪談を読む〉猫の怪』(横山泰子・早川由美ほか著)のことです。

今日訪ねたのは、毎夏怪談本でお世話になっている、明屋書店中野ブロードウェイ店さん。
お店に入るや名物のサブカル棚に直行。
猫好きの担当者さんから強気のご注文をいただいたのですが…、ない、一冊もない。
ああ、変則的な古文が載っている本は売れずに返品されたのかな、と、肩をおとしてとぼとぼと帰ろうとすると、ばったり担当者さんとはちあわせ。
「すみません、売れなかったみたいですね」
「え?そんなことはありませんよ。健闘してます!」
と案内されたのはサブカル棚ではなく、なんと浮世絵本のコーナー。
暁斎北斎のあいだにはさまれて機嫌よさそうに踊るうちのネコちゃん(表紙絵は国芳「猫飼五十三疋」の部分を加工)。

(↑明屋書店中野ブロードウェイ店さんの許可を得て撮影・掲載)