白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

読者から

夏真っ盛りとなりました。
暑中お見舞い申し上げます。
小社刊、岸見一郎『三木清『人生論ノート』を読む』について広島県のS・Hさんから、読者通信を頂戴しました。
要旨をご紹介させていただきます。

岸見一郎先生を知ってから著作を追うようになりました。
アドラー心理学には学ぶところが多いです。
今回の三木清もすごい人だと知り、岸見先生の解説もあって、気づきの多い読書となりました。
繰り返し参照したい一冊になり、感謝しています。

三木清はほんとうにすごい人ですね。

広い視野と先見の明、追随を許さぬ博識、旺盛な筆力、まちがいなく昭和戦前期の思想界のスーパースターでした。
その一方で、家庭では子煩悩な父親であり、愛妻家でもあったことは前回このブログでご紹介したとおりです。
知れば知るほど底知れぬ魅力をもつ興味深い人物です。
岸見さんも、三木没後70年がたち、いま一度三木が読み返されるきっかけになれば、と語っておられました。
「繰り返し参照したい一冊」と、とても有り難い評価をいただきました。
版元としてもたいへん励みになります。
ありがとうございました。