白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

「天皇論」がわかる!『表象天皇制論講義』紹介

週刊東洋経済2019.9/14号.特集天皇と日本史』で、小社刊『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』(茂木謙之介著)が紹介されました。
第1特集「いま知っておきたい天皇と日本史」の「天皇と日本史がわかる読書ガイド60」にて、このテーマの錚々たる名著と並んで『表象天皇制論講義』が紹介されています。

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週刊東洋経済』さんのサイトはこちら↓
https://str.toyokeizai.net/magazine/toyo/

「政治、経済、社会、文化、芸能。天皇と日本史を考えるための厳選ブックガイド60冊」と銘打たれたこのコーナーは、古代、中世、近世、近現代、天皇と文化・宗教、天皇論、の各テーマごとに必読書を精選。
例えば、古代では『つくられた卑弥呼』(義江明子著、ちくま学芸文庫)、中世では『異形の王権』(網野善彦著、平凡社ライブラリー)、近世では『幕末の天皇』(藤田覚著、講談社学術文庫)といった定評ある名著から、近現代では『天皇制と民主主義の昭和史』(河西秀哉著、人文書院)といった気鋭の研究まで、必読書がずらりと並ぶなか、『表象天皇制論講義』(茂木謙之介著)は「天皇論」がわかる!の一冊として紹介されています。
真上には、『近代天皇像の形成』(安丸良夫著、岩波現代文庫)、右隣が『日本史のなかの天皇』(村上重良著、講談社学術文庫)、左隣りが『天皇制の文化人類学』(山口昌男著、岩波現代文庫)、斜め下に『天皇の肖像』(多木浩二著、岩波現代文庫)と、とんでもなく贅沢なラインナップのなかに取り上げていただきました。

 

 

天皇像はいかにつくられ消費されてきたか」
「幕末から平成まで、天皇と皇族の表象を取り上げ、その集積体としての天皇(制)を考察。」

 

週刊東洋経済』さん、ありがとうございます。うれしいです。

なお同書の書誌データは以下の通りです。

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[書 名]表象天皇制論講義
[副 題]皇族・地域・メディア
[著 者]茂木謙之介
[頁数・判型]四六判上製、288頁
[定 価]3400円+税
ISBN978-4-7684-7976-6