このたび白澤社では岸見一郎著『三木清『人生論ノート』を読む』を刊行いたしました。
『嫌われる勇気』の哲人による哲学入門です。
まもなく主要書店で発売となる予定です。
新刊 『三木清『人生論ノート』を読む』 概要
[書 名]三木清『人生論ノート』を読む
[著 者]岸見一郎
[頁数・判型]四六判並製、224頁
[定価]1800円+税
[ISBN]978-4-7684-7962-9
内容
死とは何か、幸福とは何か。虚栄心と名誉心、怒りと憎しみ、愛と嫉妬、孤独への恐れなど、人間だからこそ生じる問題に、敗戦後に獄死した稀有の哲学者・三木清はどうこたえたのか。1941年の刊行以来、多くの読者に人生の指針として長く読み継がれてきた『人生論ノート』を、『嫌われる勇気』の哲人・岸見一郎による平易な講義と詳細な注で読み解く初の入門書。
著者紹介
岸見 一郎(きしみ いちろう)
1956年、京都生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋哲学史専攻)。日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。現在、京都聖カタリナ高校看護専攻科(心理学)非常勤講師。著書に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(古賀史健と共著、ダイヤモンド社)、『よく生きるということ 「死」から「生」を考える』(唯学書房)、『生きづらさからの脱却』(筑摩書房)、訳書に『人生の意味の心理学』(アドラー著、アルテ)、『ティマイオス/クリティアス』(プラトン著、白澤社)など多数。
目次
はじめに──人生とは、人間とは何かを悩む
1 死と希望──「死について」〈前半〉を読む
2 幸福と成功──「幸福について」「成功について」を読む
3 虚栄と名誉──「虚栄について」「名誉心について」を読む
4 怒りと憎しみ──「怒について」を読む
5 虚無と人間──「人間の条件について」を読む
6 孤独を超える──「孤独について」を読む
7 愛と嫉妬──「嫉妬について」を読む
8 死と伝統──「死について」〈後半〉を読む
終章──三木清の死