白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

「出版ニュース」で『「慰安婦」問題の本質』紹介

出版ニュース」4月上旬号で、藤目ゆき著『「慰安婦」問題の本質』が紹介されました。
記事では、本書から「「慰安婦」問題とは本質的に女性に対する暴力の問題である。この重要な問題か国際的に喚起されながら二〇年余にもわたって解決されずにいた大きな理由の一つは、、日本社会に根強い女性蔑視・女性差別主義にあるのではないか」という文章を引いてから、次のように評してくださいました。
該当箇所を抜粋させていただきます。

著者は近現代史研究者として公娼制度や廃娼運動、米軍基地と性犯罪に取り組み、フィリピンで初めて声を上げた元「慰安婦」の自伝執筆を後押しするなど「慰安婦」問題に携わってきた。本書は、既発表の論文や講演をまとめたもので、「慰安婦」をめぐるネガティブ゛・キャンペーンが吹き荒れる現状にあって、性暴力を見る視点と問題の歴史的本質が見えてくる。

出版ニュースさん、ありがとうございました。