白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

「出版ニュース」で『アドルノの社会理論』紹介

正月早々うれしいニュースが飛び込んできました。
出版ニュース」誌2014年1月上・中旬号のBookGuide欄で、昨秋小社から刊行した表弘一郎著『アドルノの社会理論』が紹介されました。
以下、該当箇所を引用します。

アドルノの思想は、その死から四〇年余を経るうちにその「応用可能性」も変容したものの、「社会」を批判的に思考する際のいまだ尽くせぬ源泉であり続けている〉グローバル化と規範・制度化が進行するリスク社会状況において、「社会とは何か」という根源的な問いをアドルノの社会理論を手がかりに検証。ここでは、近年のアドルノ理論解釈を概観した上で、その「社会」の記述的側面と認識批判的な側面に焦点を当て、アドルノの「社会」がもつ歴史的内容に着目、その規範的側面を描き出す。アドルノの社会概念がどのような文脈で問われ、可能性と限界を持つのか、その現代的意義を明らかにする。

出版ニュース」さん、ありがとうございました。
年明けからさいさきがいいと喜んでおります。