白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

第十五回図書館総合展

パシフィコ横浜で10月31日まで開催されていた第十五回図書館総合展に行ってきました。
同展の「図書館へのおすすめ本」コーナーに、小社の本も出展していたからです。
言語のコーナーの上の段、左には重厚な『「修辞」という思想--章炳麟と漢字圏の言語論的批評理論』(林少陽著)、一冊おいて右側はただいま大好評の『翻訳がつくる日本語--ヒロインは「女ことば」を話し続ける』(中村桃子著)。

福祉のコーナーにはケアの観点から正義論を更新した『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』(E・キテイ著/岡野八代・牟田和恵監訳)。オレンジ色の帯です。

女性のコーナーには小社が創業時に企画したシリーズ「フェミニズム的転回叢書」の最新巻『女性の権利を擁護する--メアリ・ウルストンクラフトの挑戦』(梅垣千尋著)。

広い会場では、本にまつわるさまざまな展示や催し、ワークショップなどが行なわれていて、たいへん勉強になりました。
地元横浜の古書店さんによる古書籍バーゲンセールも、神保町や早稲田とは微妙に違う品揃えで楽しめました。何を買ったかはヒミツです。