白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

昨日は反響いろいろ

昨日、10月3日は、小社にとってたいへん盛り上がった一日でした。
朝、出社すると事務所の郵便受けに、河原井純子著『雑木林の決意』を読んでくださった方から共感のこもった読者はがきが届いていました。
お昼休みに書店さんに行くと、今発売中の『ダ・ヴィンチ10月号』(メディアファクトリー)の「注目の新刊情報」欄で、『実録四谷怪談』が紹介されていました(石森康子さん執筆)。該当箇所を転載します。

鶴屋南北の『東海道四谷怪談』に先立つこと100年。享保12年(1727)の奥書をもつ写本が発見され、文字化された最古の「四谷怪談」であることが判明した実録小説『四ッ谷雑談集』。今まで黙殺されてきた「四谷怪談」の源流が、現代語による初の全訳で復活。

ダ・ヴィンチ』電子ナビ↓
http://ddnavi.com/new-release/161051/
また、午後に届いた「女性・戦争・人権」学会の学会誌「女性・戦争・人権」第12号の書評欄で、なんと小社の本が三冊も取り上げられていました。
取り上げていただいたのは以下の本です。
志水紀代子・山下英愛編著『シンポジウム記録 「慰安婦」問題の解決に向けて』(評者:西田千津)
高橋哲哉・菱木政晴・森一弘『殉教と殉国と信仰と』(評者:鈴木彩加)
エヴァ・F・キテイほか著『ケアの倫理からはじめる正義論』(評者:志水紀代子)
「女性・戦争・人権」学会のサイトはこちら↓
http://www.war-women-rights.jp/
そして、夜にはFMラジオ放送TOKYO FM(周波数80.0MHz)のラジオ番組「タイムライン」18:54-19:54の「書考空間」コーナーで『翻訳がつくる日本語』(中村桃子著)が紹介されました。
番組のサイトはこちら↓
http://www.tfm.co.jp/timeline/
小社のような小さな出版社にとっては、これらのうちの一つでも、それだけでブログのネタになるようなニュースですが、まさか一日のうちにこれだけ集中するとは思いもよりませんでした。
読書の秋到来の徴でしょうか。
取り上げてくださったみなさん、ありがとうございました。
秋の新刊にもご期待ください。