白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

またまた!紹介されました

最近また小社刊行物の紹介があいついでいる様子です。

マルクスの教育思想』

青柳宏幸『マルクスの教育思想』が、『教育哲学研究 第104号』(教育哲学会)の書評欄で取り上げられました。
評者は白銀夏樹先生(広島文化学園大学)。
内容をていねいに紹介した上で、次のように評してくださいました。

マルクス主義的教育学とは一線を画したマルクス自身の思想を描き出す本書は、マルクスに言及しつつ教育を論じようとする者に対して「それはマルクス自身なのか、それともマルクス主義なのか」という問いを投げかける。他方で、日本のキャリア教育や今もなお世界的に存続する児童労働への批判、そして「自然と人間との肯定的な関係」という教育哲学的な問題提起など、歴史の中にマルクスを閉じ込めずその現代的意義を提示しようとしている点でも、本書は非常に啓発的である。

教育哲学会さんの公式サイトはこちら↓
http://wwwsoc.nii.ac.jp/jspe4/index.html

『生を肯定する倫理へ』

立岩真也先生(立命館大学)が、小社刊、野崎泰伸『生を肯定する倫理へ』を、みすず書房さんのPR誌『みすず』の「読書アンケート」に挙げてくださったそうです。
http://www.arsvi.com/ts/20120001.htm
「題名の通りの本」とのこと、ありがとうございます。