白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

NHK・BS「週刊ブックレビュー」

2月12日(土)放映のNHK・BS2「週刊ブックレビュー」という番組で、小社刊『愛の労働あるいは依存とケアの正義論』(エヴァ・キテイ著、岡野八代・牟田和恵 監訳)が取りあげられました。
「週刊ブックレビュー」のこれまで書評した本→http://www.nhk.or.jp/book/review/index.htm
番組は、前半に3人のゲストの方が合評するお勧め本1冊とそのほか2冊の計3冊を紹介し、後半は特集として著者が語る、という構成になっています。
 
前半のゲストのお一人、臨床心理士信田さよ子さんが、『愛の労働…』をそのほかのお勧め本として取りあげてくださいました。
子育てや介護など、「誰もが避けることのできない依存者」のケアを多くの女性たちが担っています。そしてケアをするために自らも依存者となることもあります。
「公正な平等な社会」という場合、「誰もが避けることができない依存」を含んだものとして考えなければ、「公正な平等な社会」の「正義」は実現しないのです。
と、信田さんはキテイの主張を紹介してくださいました。
 
登場時間はわずか1分ほど。でもテレビに映ってちょっとドキドキしました。
信田さん、ありがとうございました。

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