白澤社ブログ

人文社会系の書籍を刊行する小さな出版社です。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『表象天皇制論講義』刊行

このたび白澤社では、茂木謙之介著『表象天皇制論講義―皇族・地域・メディア』を刊行いたしました。今週末頃から全国の主要書店で発売される予定です。新刊『表象天皇制論講義』概要[書 名]表象天皇制論講義[副 題]皇族・地域・メディア[著 者]茂木謙…

小社へのご連絡は

まれにこのブログのコメント欄に、お仕事がらみのご連絡をいただくことがあります。このブログは、小社の出版活動についてのお知らせと、編集や営業の業務のあいまに感じたことなどをつづっています。このブログのコメント欄での業務上のご連絡のやりとりは…

哲学的ゾンビ

ゾンビの話が続いたので、ゾンビの話をしましょう。永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』には「哲学的ゾンビ philosophical zombie」の項があります。哲学的と銘打つからにはただのゾンビではありません。 「哲学的ゾンビ philosophical zombie」と…

生きられた身体

生きている死体 Living Dead といえばゾンビのことですが、生きられた身体という言葉が哲学にはあります。永野潤著『イラストで読むキーワード哲学入門』の「生きられた身体 lived body」の項では次のようなイラストが提示されています。 このブログで前回ご…

現象学とはなにか?

現象学とはなにか?といえば、そのものズバリのタイトルを掲げた新田義弘『現象学とは何か――フッサールの後期思想を中心として』(講談社学術文庫)をはじめとして、木田元『現象学』(岩波新書)から、谷徹『これが現象学だ』(講談社現代新書)や、植村玄輝・…